ストレスを解消するのではなく活用する

ストレスを解消すべき悪いものであるという「ストレスに対する意識を変えること」(以前の投稿)で幸せにもなれるという研究を紹介しました。今日は一歩進んで「ストレスを活用し成長すること」を考えてみたいと思います。このきっかけになったがの自分の経験に照らし合わせ、個人的な成長を経験した際には必ず高いレベルのストレスが存在していたことです。(以前の投稿)この事実を積極的に活用できれば、意識的に高いパフォーマンスが達成できるのではないかと考えました。

少し話題から逸れるかもしれませんが、日本古来の柔術と剣術をベースに創られた現代武道である「合気道」は、技の厳しさとは対照的に試合もなく相手と対立するのではなく、相手の意思と力を「認識」した上でいかに「調和」し「活用」するかを基本とする武道です。(関連投稿:「絶対不敗のマインドセット」)

この合気道の考えをストレスにもあてはめられると思い、実践してきました。人は本能的にストレスに対して「闘争・逃走反応」をするものなので、「調和」し「活用」するには意識的に行う必要があります。しかし実際に行ってみると効果があります。

このストレスの活用に関しては科学的な裏付けがあります。(ストレスと上手に付き合い、自己成長につなげる3つのステップ-バーバードビジネスレビュー2015年12月08日 日本語 )

この記事の著者のトーマスは合気道を活かしたパフォーマンスコーチで、アリアは心理学者(スタンフォード大学 心理学助教)です。アリアの研究(英語論文)によると「ストレスを悪いもの」と捉える人と「ストレスは成長させるもの」と捉える人では、健康上の症状、仕事のパフォーマンスに違いが見られました。また短いトレーニングにより「ストレスは成長させるもの」と捉えるようになった人はストレスによる健康上の症状が減少し、仕事におけるハードスキル(量、質、効率、正確性)が向上し、ソフトスキル(創造性、集中力、責任感、協調性)も向上しました。このことは個人の持って生まれた性格としてのストレスに対する意識だけでなく、短いトレーニングにより意識を変えることでも、体の反応、活動が変えられるということです。

では、この研究成果を日常生活に活用するためにはどうしたらよいのでしょうか。

2人はHBRの記事の中で「ストレスを成長させる」というマインドセット(意識)を持つために以下の3つのステップを提唱しています。

ステップ1.ストレスを認識する。

ステップ2.ストレスを歓迎(welcome)する。

ステップ3.ストレスを活用する。

あえて積極的にストレスを抱え込むは危険であり、推奨しませんが、今、すでに抱えているストレスに対して「マインドセット(意識)」を変え、上記の3ステップを使ってみてください。( この3つのステップを活用したオンライントレーニング(Rethink Stress)を開始しました。)以前紹介したようにストレスに対する意識を変えることで幸せになれるだけでなく、今以上のパフォーマンスが出せるかもしれません。

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