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逆境を超える力

いつもの散歩道で小さな花が咲いているのを見つけました。春が来たことを最初に知らせてくれる福寿草です。小さく可憐な花ですが寒さにも負けない力強さを感じますね。

新型コロナウイルスが世界的な広がりを見せる中、私たちにどのような姿勢、どのような力が求められているのでしょうか。

俯瞰力と倫理観

今回のように影響が広範囲に広がる課題に直面した際には、落ち着いて全体を見て、自分のこと以外に社会全体のためにどう行動するのが適切かを考えることが必要です。今まさに私たちの倫理観が問われているのだと思います。

今回の感染抑制に関して、 専門家会議のメンバーでもある北海道大学の西浦博教授(理論疫学) は「人との接触を現状の8割減らすことができれば、理論上15日程度で抑制できるレベルに抑えられるが7割だと34日程度かかる。」との見解を示しています。(日経新聞2020年4月11日)このデータを信じて政府、地方自治体からの宣言・支援に関わらず、一人ひとりが8割減を意識して2週間行動することで事態を短期に収束に向かわせることができます。短期的な売り上げを懸念し感染リスクを負って営業を続けるよりも、一気に短期間停止する方が社会にとってもよいし、実は自社の売り上げの減少も短期間で済むことが示されています。まさに以前このブログでもお話した「日本を代表する起業家」でもある渋沢栄一の「道徳経済合一」の精神がもとめられているのだと思います。

逆境を超える 5つの覚悟

先日偶然にこの動画に出会い、今まさに求められているのはこれだと思いました。田坂氏が示された5つの覚悟をすることで、この難局を乗り切れると信じますし、この難局にも必ず私たちにとって意味があると思います。 経験に基づき力強い言葉で語られています。 ぜひご自身で以下の動画で5つの覚悟されることをお勧めします。

田坂氏が2つ目に挙げた「解釈力」とは、心理学での「マインドセット」と呼ばれるもので、自らに起こった出来事或いはそれに伴うストレスをどのように捉えるかで、その後の行動が大きく変わります。このストレスに対するマインドセットのオンライントレーニングを公開しています。よろしければ、活用してください。

皆で協力して早く本当の春をそして私たちの心にも福寿草を迎えましょう。