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農業の法則


暖かくなってきたので、「家庭菜園で何を植えようか、今年はハーブに挑戦したいな。」などと考えています。

野菜、ハーブなどを作る際には「自然の営み」をよく観察すると気づくことがたくさんあります。森ではしっかり間伐されていれば、自然にたくさんの植物が成長し共存しています。「土」に注目してみましょう。土の中には多くの細菌、微生物、みみずなど虫がたくさん住んでいます。これらの活動が土もなって「生きた土」となっています。家庭菜園で経験したことですが、土の下の環境を整えず、さらに毎年同じ場所に同じ作物の種を蒔くと育たないだけでなく、病気になってしまいました。農業においてまず土の中の世界をイメージすることが重要です。ですので肥料にはコンポストなどでつくる有機肥料など自然なもの使用し、深耕せずに土の中の環境を整えると土の中の食物連鎖が起こり持続的な力が蓄積されます。そして次に「種まき」について考えてみましょう。毎年何を植えるか、何を収穫するかを考えることが結構楽しいです。この種まきは作物によって植える時期、「タイミング」が違います。またその年の気候、気温なども考慮しながら「タイミング」を見計らう必要があります。またどのような組み合わせで栽培するか、何を隣にまくかでお互いの作物が助け合うようになったり、虫がつくのを防ぐことができます。そして、種まきが終わると芽が出るのを楽しみに待ちます。そして最後にまた「タイミング」を見て「収穫」します。

このように農業の法則は、まさに「自然の法則」ですね。この法則を皆さんのセルフマネジメントにも、組織のマネジメントに活用できないでしょうか。

西郷隆盛は「生財」と題された文章で以下のように言っています。

ただ集めることを図るものは、収穫することを知るだけで、植え育てることを知らない。賢者は植え育てることに精を出すので、収穫は求めなくても訪れる。