こころの5S(ストレスとの付き合い方)

突然ですがブッダは「生きることは苦しみである。」と言い切っています。しかしその苦しみには原因があり、それは取り除くことができ、その「方法」があると説きます。(反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」 草薙龍瞬 著))苦しみを受け入れるのではなく、まず「認識する。」ことが重要だといいます。この本に書かれている方法はとても実践的です。これは日本の業務管理手法を5Sに近い考え方で「5S」で整理すると習慣化できると思います。

まず、目を閉じて心の中を見ます。そして呼吸(鼻から空気が入る感覚)に集中します。その後、心の中の状態を観察します。好奇心を持ってどのような感情(怒り、焦り、モヤモヤする感覚など)があるか意識します。その上で以下のステップを行います。

1.整理:心の中の感情を見ます。客観的にどのような感情があるか言語化する(「あ、怒りの感情があるなぁ。」など)だけでも、落ち着く効果があります。その後その感情の原因を考え、ラベルを張ります。自分のビジョン(将来の夢)(信条)と照らし合わせ、ラべリングされた感情の原因のうち必要なものと必要でないもの(たとえば貪欲、怒り、妄想)に整理します。(わたしの仕分けの質問は「この原因・感情はビジョン(人生の目標)達成の最善の道に繋がるか?」を使っています。)必要でない原因は手放し(捨てる)、必要な原因のみ手元に置きます。

2.整頓:、残された自分の成長に必要な「苦しみ(ストレス)の原因」を活用することを考えます。ビジョン達成に繋がる感情(ストレス)をどの順番で活用するか優先順位をつけ使いやすいようにします。

3.清掃:心の掃除を日々行います。

4.清潔:きれいに保たれた状態(心が落ち着いた状態)がどのような状態かを意識し、維持します。

5.躾(しつけ):上記の4つのステップを維持できる仕組みを考え、継続的、定期的に実施し「習慣」にします。

このように考えると業務・職場環境改善手法としての5Sを学んだことのある人には馴染みやすいのではないか思いますが、いかがでしょうか。5Sはすごいですね、職場環境だけでなく心の環境も整えることができそうです。

実際にやってみると、必要でないとわかった感情、原因を手放す(捨てる)のが簡単ではありませんね。イメージとしては必要のない感情は堰き止めるのではなく、「川の流れにまかせて」少し時間をかけて、そのまま自然に流れて遠くに行ってしまうのを待つようにしましょう。常に意識して行うことで、少しづつ習慣化できるようになります。

こころの5Sができた状態で意思決定することで、困難な状況でも、ビジョン(人生の目標)に向かって的確に前に進めることができます。

ビジョン(人生の目標)を考える時には、別の記事で書いた、「後世への最大遺物」(内村鑑三 著)が参考になります。

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