新型コロナと山火事

新型コロナウイルスは2019年12月に中国武漢で感染が確認され、日本では翌年2021年1月に最初の感染が確認され、既に1年半以上感染が継続しています。昨今では感染が急拡大し、医療の専門家は「すでに災害レベルで猛威を振るう非常事態だ。」と発言しています。なぜ、収束に向かわないのでしょうか。

今日は他の災害と比べ地理学の観点から考えてみましょう。

例えば山火事を例にしましょう。山火事であれば、拡大状況にある場合、火の勢い、煙の臭い、熱風などで明らかに目に見えて危険が迫っていることがわかります。

環境地理学と健康を研究する専門家は新型コロナウイルスの感染拡大と山火事の共通点を指摘します。

コロナウイルスのクラスターは、火の手が上がり強く燃えている地域に例えられます。 山火事であればその地域から火の粉が飛び火しないようにする。また火の粉が飛んでも燃えやすい状況を作らないようにすることで、燃焼地域を限定し縮小し消火に導く。

しかしコロナウイルスの現状は、しっかり消火しない状態で放置し、火の粉が飛びやすく、広がりやすい環境を繰り返し作ってしまっていると言えます。

山火事のように、危機が目に見えてわかれば、皆が同じ方向で対応しやすいですが、ウイルスは目に見えないので、本当の危機状態になるまで、わからない。これが感染が収束しない大きな原因の1つだと山火事の比較からわかります。

ではどうしたら新型コロナウイルス感染拡大状況を山火事のように把握することができるでしょうか。

そのためにはまずデータを見える化して、皆が状況をしっかりとリアルタイムで把握することです。これは日々のテレビのニュースなどの情報で可能になっています。次に新型コロナウイルスのように複雑な要因が影響する場合、必ずデータに現れるまでの「遅れ」があることを皆が認識し、兆候が見えた段階で、各自が素早く対処し、鎮火するまで消火活動をすることです。

短期的な視点で、経済活動を再開し繰り返し緊急事態制限で経済活動を停止するよりも、少し時間をかけても、しっかり消火し、その後経済活動を再開することが有効であることを多くの人が気が付いていると思います。

気か付いた人が自ら実行する。そのような時代に変わる必要があります。

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