「真の武は、・・・いかなる場合にも絶対不敗である。すなわち、絶対不敗とは、絶対に何ものとも争わぬことである。勝つとは己の心の中の「争う心」に打ち勝つことである。」-植芝盛平(合気道 開祖)
1つのことに生涯をかけて得られた洞察(インサイト)だと思います。ビジネスにおける事業戦略、マーケティングの実践でも、直接戦って勝つことはあまり多くないですし、経営資源(ひと、もの、お金)を消耗してしまいます。競合する局面では「戦士のマインドセット」(過去の記事参照)を持たずに、いかに戦おうとする己の気持ちを冷静に認識し、直接戦わず、自分のあるいは自社の強みを客観的に判断し、それを活かし異なる戦略、場合によっては競合と全く逆の戦略を取ることも検討すべきです。また議論で対立したと時にも、まず深呼吸し、この「絶対不敗のマインドセット」(己の心の中にある「争う心」に勝つ)ことを思い出せるようすることで、お互いに勝利できる(Win-win)の方法がないか検討できるようになります。
日々稽古し習慣づけたいですね。