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パーマカルチャーの原則 1. 観察し、活かし合う

source: permacultureprinciples.com

“Beauty is in the eye of the beholder” (美しさは見方次第)

自然との共生

自然界において、動物は常に周りの環境を観察し、変化に応じて適応し生活しています。古代において私たちもそのようにして、環境に適応していました。

よいデザインは自然と人々の間で自由で調和のとれた関係に依存します。これは、注意深い観察と心のこもったふれ合いの中で生まれます。デザインは単独で作られるものではなく、その対象と継続的なやりとりの中で産まれます。

パーマカルチャーのデザイナーは、注意深い観察と心のこもったふれ合いを大切にします。それにより、人の能力を効果的に活用し、再生不能エネルギーの依存を減らし、意識的にまた、継続的に持続的な土地利用、生活様式のシステムの構築をします。

「景観を読む」

地形を読むこととは、自然によって形作られた、あるいは古代の人々により作られた既にそこにある繊細なパターン、様式を理解することで、パーマカルチャーデザインの基盤となっています。デザインとは既に存在するものから浮かび上がるもので、強制するものではありません。

自然から学ぶ

動物や植物をよく観察するとその行動、周りの環境とのやりとりから私たちがデザインすべきシステムが明確になります。動物は生まれ持った知性により、食料やその他の必要なものを獲得し、敵や仲間を常に意識しています。肥沃な土地での植物は根を伸ばし、水分や養分を得て、有用な微生物、他の植物と相互の関係を築き共生しています。

「問題は解決法である。」

パーマカルチャーの格言として「問題は解決法」であるというものがあります。遊び心のあるアイデアで障害を克服したり、さらに以前嫌っていたものを好きになる方法を創り出す助けになります。

このように見方を変えれば、問題も機会となる可能性もあり、いかに的確な課題を設定できるかが効果的な解決に結びつくとも言えます。

(出典:Essense of Permaculture by David Holmgren)