修身要領 現代語訳 その1(個人の独立自尊)

セルフマネジメントの基本的な姿勢は福沢諭吉が生涯を通じて説き続けた「独立自尊」の精神です。この独立自尊の定義、具体的に取るべき行いを福沢諭吉が亡くなる一年前に弟子たちが編纂したのが「修身要領」です。

この中で独立自尊の定義、個人、家族、社会人、国民、国家が独立自尊を達成するために必要な行動指針(道徳)が示されています。

なお、修身要領の前文において「この行動指針は文化・文明の進歩とともに変化すべきものである。」と書かれています。修身要領の中で現代にも適用できる条文に関して現代語訳して、わかりやすく紹介したいと思います。

今回は「個人の独立」について書かれた第一条から第七条の内容を現代語訳します。(参照「修身要領」慶應義塾 青空文庫

  • 独立自尊の定義
    • 第二条 心身の独立を果たし、自分自身を尊重し、人としての品位を傷つけない人を独立自尊の人という
  • 個人の独立自尊
    • 第一条 人は人としての品位を高め、知識と道徳を磨き、益々光り輝くようになることを目指すべきである。我々男女は独立自尊主義により身を修め、世渡りをして行くを基本とし、心に忘れずに留めて、人としての本分を全うすべきである。
    • 第三条 経済的に独立することは、人生における独立の根本である。独立自尊の人は自労自活できる人である。
    • 第四条 身体を大切にし、健康に保つことは人生において欠かすことができない務めである。常に心身を快活にし、けっして不養生によって健康を害することがないようにする。
    • 第五条 天寿を全うするのは人の本分を尽くすものである。原因事情のいかんを問わず、自らの生命を害することは独立自尊の道理に反する卑怯な行為であり、もっとも避けなければならない行為である。
    • 第六条 困難に屈せず辛抱強くやり通す精神がなければ、独立自尊の主義を実行することはできない。自ら進ん取り組み、しっかりと行う勇気を欠いてはならない
    • 第七条 独立自尊の人は自分の進退に関して他人に頼らず、自分で考え判断できる知識を持つべきである。

修身要領 現代語訳 その2 家族の独立自尊

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